配偶者に浮気相手や不倫相手がいることが判明した場合、相手方に対し、内容証明郵便による方法で慰謝料請求や交際をやめるよう求めることがあります。

この内容証明を送ることには、さまざまなメリットがあります。

また、送る際にはその記載内容についても自分に有利になるものを知っておく必要があるでしょう。

本稿では、浮気・不倫相手に内容証明を送るメリットについて、記載内容もあわせて解説していきます。

浮気・不倫相手に内容証明を送ることの効果について

内容証明には、記載した慰謝料を相手に払わせたり、交際を中止させたりする直接的な効果はありません。

しかし、内容証明にはさまざまなメリットがあります。

慰謝料請求・交際中止の要求を行ったという証拠を作れる

浮気相手や不倫相手に要求を行ったという事実を証拠の形に残しておくことで、後々裁判に発展した場合自己に有利に働くことがあります。

また、後になって相手方がこのような要求をされていない等と主張した場合であっても、配達証明を証拠としてこれを退けることが可能です。

要求が真剣に行われていることを相手方に示せる

慰謝料請求等を相手方に行っても、口頭で話したり普通の郵便で送ったりした場合まともに相手をされない場合も多いです。

内容証明を送ることで、要求を本気で行っていることを示すことができ、相手方の真摯な対応を期待できます。

慰謝料請求の時効を中断させることができる

慰謝料の請求にも時効が存在しており、配偶者の不倫を知ってから3年間が経ってしまうと慰謝料が請求できなくなってしまいます。

内容証明を送ることで、この時効を止めることが可能です。

もっとも、これはあくまで一時的なものであり、その後は6ヶ月以内に訴訟提起等の対応を行う必要があることに注意が必要となります。

内容証明に記載する内容について

内容証明の表題としては、「通知書」等と記載します。

また、自分と相手の名前及び住所を記載することも必要です。

本文に記載する内容としては、自分の知った浮気や不倫などの事実、その事実が民法709条、711条の不法行為にあたること、慰謝料の請求を行うことやその額、振込の期限、振り込むべき口座などを記載することになります。

浮気調査・不倫調査についてはZest-In-Possibleにご相談ください

このように、内容証明そのものは法的な効力を持ちませんが、その内容を証明して後に証拠として役立てたり、相手方に本気度を示せたりとさまざまなメリットがあります。

また、その記載内容については、漏れのないように適切なものを入れることが重要です。

Zest-In-Possibleでは、浮気調査等のご相談を広く承っております。

ご自身で解決できない悩みは、ぜひご相談ください。