パパ活と一言にいっても様々なケースがありますが、どのような場合にパパ活が不倫に当たるのでしょうか。

今回は、パパ活が不倫になるケースとそうでないケースについて解説していきます。

パパ活が不倫にあたるケース

パパが既婚者である場合、パパ活が不倫に当たってしまうと、慰謝料請求を受けることがあり得ます。

そもそも不倫とは、法律上「不貞な行為」（770条1項1号）と表現されており、配偶者以外の者と性的関係を持つとこれにあたります。

そのため、パパ活で既婚者のパパと肉体関係を持ってしまった場合には不倫に当たると言えます。

そして、これに当たる場合には、不貞行為をされた配偶者側が不貞行為をした配偶者及びその相手に対して慰謝料請求をすることができる場合があります。

具体的には、パパが既婚者であることを知って肉体関係を持った場合で配偶者がその証拠を握っている場合や、肉体関係を持っていなくてもパパ活による支出で生活が困窮してしまった場合、パパ活によって離婚することになってしまった場合などは慰謝料請求をされることも少なくありません。

パパ活が不倫にあたらないケース

他方で肉体関係のないパパ活、例えば、食事に行く場合やどこかに遊びに行く場合などの関係であれば基本的には不貞行為があったとは言えないですから不倫にはあたりません。

しかし、記述の通り不倫に当たらない場合でも、相手が既婚者であることを知りながら親密な関係を持ってしまった場合には、不貞関係がなくとも慰謝料請求の対象となる場合もあるため、パパ活を行うか否かは慎重に判断することが重要です。

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